KOKIAから発せられる歌声。
その艶やかで透明感のある歌声には清らかなパワーが宿っていると思う。 2月1日にKOKIAの初のベストアルバム「pearl 〜The Best Collection〜」がリリースされる。 彼女の歌声を聴いていると、歌の中に脈々と流れる感情が、静かだけれども確実に心の奥底に染みとおって行くような気持ちにさせられてしまう。 今回のベストアルバムと同時発売で初のDVD映像集「jewel 〜The Best Video Collection〜」もリリースされる。 そして2月9日からはベストアルバムを引っ下げてのKOKIA album tour 2006「Thank u !」が予定されているという。 KOKIAが1粒1粒を心を込めて紡いでくれた真珠のネックレスのようなベストアルバム、柔らかな光を秘めたその楽曲達を是非ともご堪能あれ。
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幼い頃から家にあったピアノをおもちゃ代わりに弾き、自然と感情表現を音に託すようになる。 10才、14才の時、アメリカで開かれたSummer music schoolに参加。 ここでの体験が、言葉が通じなくても音楽を通して世界中の人達と通じあえる、と確信させる出来事になった。 音楽大学でクラシックを学ぶ一方でポップスの楽しさ、クラシックの素晴らしさをもっとより多くの人達に隔たりなく聴いてほしい!と感じ、1998年、大学在学中デビュー。 以来、シャンプーのCMソング「The Power of Smile」やアテネオリンピック日本代表選手団公式応援ソング「夢がチカラ」などの日本国内でのヒットはもとより、アジア、ヨーロッパでの活動も繰り広げている。 そして、1/1リリース両A面シングル「調和 oto〜with reflection〜」が映画「銀色の髪のアギト」エンディング&オープニングテーマに使用されている。 |
KOKIA:私の中ではそんなにベストっていうのは意識しているものではなかったんですね。
ただディレクターが「そういえばKOKIA、デビューしてから結構経つし、良い作品やシングル、タイアップいっぱいあるけど、ベストっていうのはないんだね。不思議だね。」みたいな感じで話が2005年の頭くらいにあって、「そういえばベスト出してないですね。」みたいな感じで盛り上がったんです。
丁度、ベストも出していないのも不思議だし、タイミング的にもすごく良いんじゃない?ってことになって、それで「はい、是非!」みたいな感じなんです(笑)。
――流れ的に自然に、「そういえば出してなかったな」っていうところなんですね。
KOKIA:そうですね。ここでベストを出して、どうだ!っていうよりは、自然にKOKIAの活動の中で、一つのステップアップの時期であり、また新しい活動の幅を広げるっていう意味でも、一度ここでベストという形を取って、2006年新たにまた羽ばたいて行こうみたいな区切りのタイミングだったんでしょうね。
――なるほど、今回、選曲を拝見させて頂いて、ものすごくたくさんの楽曲が収録されていますよね。
KOKIA:はい、めいっぱいです。(笑)
――(笑)、知ってる曲がたくさんあって、たぶん選曲に悩まれたんじゃないかなとか思うんですけど、今回の選曲はどんな基準で選ばれたんですか?
KOKIA:選曲はよくベストにありがちなシングルの寄せ集めみたいなのになるのがイヤで、もしそうなるんだったらベストと言えど、やっぱり自分の中でのベストじゃなくなってしまうから出したくないって言ったんですよ(笑)。
だからベストって言うんだったらタイアップとかシングルカットされてないものでも、自分がどうしても入れたい曲は入れさせてもらえるなら出したいっていうところがあったんです。
なのでみんながCMなどで耳にしている聴き馴染みのある曲から始まり、KOKIAがアーティストKOKIAという面を兼ね備えた、これはみんなに聴いてほしいなという作品も入れてもらいつつという、非常に普段アルバムを作るような形で、いろんな想いを組んでもらって作り上げることが出来たベストなので、非常に良い一枚になったと思うんですよね。
――ベストなんですけど、寄せ集め感がないんですよね。
KOKIA:そうなんです。それはたぶん私の意見を反映させてもらえたっていうのと、あとタイアップなどで、シングルカットするということで作られた楽曲は、やっぱりテレビとかで聴きやすかったり、ラジオで聴きやすかったりということを前提に作られているので派手に作られている場合がことが多いんですね。
その時のそういうコンセプトで作った楽曲をリアレンジして、KOKIAが再現したかったサウンドで生まれ変わった形でベストに入れることによって、バランスが取れて少しその辺が凹凸感がなくなったんじゃないかなと思うんですよ。
――そうですね、聴きやすいですよね。タイアップ向けのものは、とかくその楽曲を際立たせる為に作られているので、そのままアルバムに収録すると浮くじゃないですか、そういうのがないですよね。それで今回は新録されているんですよね、ニューバージョンのものとか。
KOKIA:はい、そうですね。
――「ありがとう」や「The Power of Smile」は新録してみて、どのように生まれ変わりましたか?
KOKIA:「ありがとう」という楽曲に関しては、一度リリースしてから非常に年数も空いちゃってる曲なんですね。
たぶん6年くらい空いてしまっている曲なんですけど、やっぱり6年の時っていうのは、KOKIAも仕事しながらプライベートも含め、いろんな意味で成長してるわけじゃないですか、歌い方もそうだし。
そういう6年間を経てもう一度KOKIAが「ありがとう」という同じ曲を歌うっていうことが、すごく私にとって大事だったんですよね。
ベストって昔の曲も入って来るので、その時の自分の歌い方とか想いっていうのが歌に乗っていて、場合によってはそれが良かったりする時もあるけれども、今回の「ありがとう」という歌は私にとって、このベストを作る中で非常に大事な曲だったんです。
ベストってファンの人達が支えてくれているからこそ今日も歌えていて、こうやって作品として出せるということをストレートにありがとうっていう気持ちをこめて歌いたいなーと思って、再録したいっていうことになったんですけど、やっぱり今のKOKIAが今の言葉で歌うっていうのが、すごく今のファンの人達には届くんじゃないかなと思いましたね。
あと「The Power of Smile」は、みんなCMでいっぱい聴いたと思うし、私自身もライブでいっぱいパフォーマンスしてるので、これを聴くとKOKIAってわかるような何度も聴いてるような曲は、違うアプローチでのアレンジが加わることで、すごく遊び感が出て、あっ、この曲、こんな風になるんだっていう、今回遊びが出来たなーって思ってます。
――変わっちゃうとえーっ、前のバージョンが好きだったのにーっていう人がいるじゃないですか、通常のバージョンもこちらに入れて頂いて、そして新録バージョンも新たにっていうのは、どっちも入れてくれてるので楽しめますよね。
KOKIA:そうですよね。
――今回、リアレンジとかレコーディングとかで苦労したところとかはあるんですか?
KOKIA:うーん、苦労したところはあんまりないですね。まぁ、苦労というか、やっぱりリアレンジするってことは、元の楽曲よりも単純に良くなきゃマズイですよね(笑)。
より良くするためにはどうしたら良いんだろうっていうところはいろいろ考えたりしましたけど、苦戦したってところはないですね。
それはたぶん今の私の歌っているスタンスとか、ファンの人達に伝えたい気持ちっていうのがハッキリしてたからでしょうね。
8年間の自分の歌を歌って来た仕事を振り返って、“ありがとう”っていう気持ちで歌いたい、それを伝えるには装飾して着飾ったものではなくて、楽しい感だったり、逆にシンプルさだったり、その歌の底力だったりっていう、やっぱり声を楽しんでほしいなっていうとこで、「ありがとう」の楽曲なんかは非常にシンプルに作ろう、シンプルだからこそ伝わるんじゃないかとか。
再録しているものは、今、サポートしてくれてるミュージシャンの人達、例えばギタリストの松尾さんという方が「夢がチカラ」で一緒にやってくれたり、いつもキーボードをやってくれてる塩入さんて方が「The
Power of Smile」のボサノバ・バージョンをアレンジして下さったりってことで、普段ライブでグルーヴを感じながら一緒にやってるミュージシャン達と一緒にレコーディングもセッションのようにするっていうところを大事にレコーディングしたので、ライブ感とか楽しい感とかが聴いてもらう人にも伝わると良いなと思いながら録りましたね。
――そういえば今回のベストアルバムにも収録されている「調和 oto 〜with reflection〜」という曲なんですが、この曲の途中に出て来る言葉は何語なんですか?
KOKIA:これはですね。この歌詞の→のところに書いてある“この森にひしめく”って文章がありますよね。これをローマ字で書くとkonoじゃないですか、これを逆に読むんです。
――あー!
KOKIA:ローマ字に書いたのを文字毎に後ろから読むんです。日本語をローマ字で書いてそのまんま後ろから読んでるんです。
――あーなるほど!
KOKIA:なので意味としては日本語なんです。言葉遊びなんですよ。
――全然、気づきませんでした。
KOKIA:じゃあ、このナンバリングは何かというと、“調和”って英語で書くと“cyouwa”じゃないですか、ABCで“c”は3じゃないですか、25は“y”なんですよ。
――何かすごいビックリしてしまいました(笑)。
KOKIA:はい、そんな感じでいろんな言葉遊びが数学のようにミックスされてこの曲になってるんです。
――なるほど、そうだったんですね・・・。では今回、アルバムタイトルの「pearl」というのはどんなところから名付けたんでしょうか。
KOKIA:そうですね、やっぱり一曲一曲の曲は私にとっては、自分の体が貝殻としたら悩んでたり楽しい時期もあったり、いろんな想いがあって、その気持ちの中で育まれた一粒が曲になって生まれるわけで、一曲ずつが真珠の粒として、一粒でもすごく綺麗なんだけど、それが全部で真珠の首飾りみたいに繋ぎ合わせても、違う形になってまた人を輝かせてくれる。そういう意味合いでパールっていうのは綺麗だなっていう感じがしたんですよ。
――素敵ですよね。
KOKIA:はい、ダイアモンドとかみたいにギラギラ光り輝いてるというよりは、すごく艶やかな光をずっと放ってくれる。
――品がある感じですよね。では完成してみて客観的に見ると今回のベストアルバムはトータル的にどんな作品になったと思いますか?
KOKIA:作り手としては納得の行くベストアルバムになったので、自信を持ってみんなに「良いベストが出来たから聴いて下さい。」って言える作品だと思います。
でもそれが一番大事だったりするので、なんかすごく嬉しいなと思っています。
そしてたまに一ファンとして自分の曲を聴くんですけど、聴き手としてはさっき言って頂いたようにボーナストラック的な再録のものが入ってたりとか、新しい楽しみ方が出来るので今までシングルを持ってる人も「おぉ、こんなの良いねー。」っていう楽しみ方が出来て非常に良いんじゃないかなと思います。
――今回、同時発売で初のDVDも出るんですよね?こちらの「jewel 〜The Best Video Collection〜」はどのような内容になっているんでしょうか。
KOKIA:こちらはクリップ集っていうことで、今までプロモーションビデオとかも一度も世の中に販売するということで出たことがないので、今までのプロモーションビデオの中から選ばれたものと、あとプラスアルファでボーナス映像みたいな感じで2003年ぐらいのライブの映像とか、2004〜5年のライブ映像が入ってます。
――こちらも買いですね(笑)。
KOKIA:はい、そうですね(笑)。通常はプロモーションビデオってCDの音源に合わせて映像を作るんですけど、「dandelion」っていう曲に関してはこちらのベストに入ってるCDの音源とは別バージョンの音源がプロモーションビデオで使われてるんですよ。
なのでこれもまたちょっとボーナス的なのはプロモーションビデオを見ることによって、音源も別テイクが聴けるという(笑)。
――マニアも満足(笑)。
KOKIA:(笑)はい、そうですね。
――それでは少しお話が変わりますが、KOKIAさんは歌を歌う上で心掛けていることとかはありますか?
KOKIA:心掛けてるのはやっぱり伝えたいという気持ちがあるので、人に伝わるように心を込めて歌うっていうのは当たり前なんですけど、私の歌って楽しいポップチューンみたいなのもあるとは思うんですけど、一番、核となってる部分って歌詞があって、その歌詞の中で伝えたい気持ちを伝えて行く、メッセージ性のある歌だと思うんですよ。
流行ものというよりはメッセージ性のある歌を歌って行くっていうアーティストだと思うので、歌詞は大事にしてますね。
――KOKIAさんの歌を聴くと癒されるという方が多いですよね、聴くと元気になるとか。
KOKIA:そうですね。結構CDを聴くと癒される人が多くて、ライブに来ると癒されてる場合じゃなくて、もっと強いというか、「良いのよ、良いのよ」っていうふうに癒されるんではなくて、強いメッセージとかパワーを受けて、こんなクヨクヨしてる場合じゃないみたいな感じに立ち直るらしいですよ。
――そうなんですか(笑)。
KOKIA:それはね、すごく私への褒め言葉だなと思ったんですよ。
嬉しいなと思ったのが、言って下さった方の言葉が上手く思い返せないんですけど、“癒し”ってすごく優しいイメージがあるじゃないですか、だけど私がライブで歌っている時って、時には優しいかもしれないけど、戦場最前線って感じで、時に優しさや本当の愛とかって怖かったり強烈だったりするわけじゃないですか、なんかそういうイメージなんですよね。
――叱咤激励みたいな感じですかね。
KOKIA:そうですね(笑)。だから何かこう「良いのよ、もうそんな頑張らなくて」とか、ただ優しい言葉を掛けるだけではなくて、時には暗い歌とか、厳しいことを歌詞でも言っている歌とかっていうのがそうだと思うんだけれども、何か元気になってほしかったり、本当の友達とかにも大事だからこそあまり言いたくなかったり、言いづらいこととかも言うっていうようなところがあるかもしれないですね。
――ハッキリ言ってあげることがその人にとって大事な時ってありますからね。
KOKIA:そうですね。なかなか自分自身がいろいろ出来ないことがあったり、悩むことが多いから時には自問自答で曲を書いたりとか、それが聴く人によっては人に歌っているように聴こえたり、自分に言ってくれてるように聴こえたりすることがあるんだと思うんですよ。
――それは歌詞に本気で込めているからっていうのがあるんでしょうね。
KOKIA:そうですね。
――では客観的に見てKOKIAさんという人はどんな人物だと思います?
KOKIA:KOKIAはまぁ、歌うことが好きなんでしょうね、って当たり前のことなんだけど(笑)。
――(笑)
KOKIA:だけど何だろうなぁ・・・。歌を仕事にした時点ですごく悩むこととか辛いこととか多いと思うんですよね。
だけどやっぱり歌うことがいろいろ辛かったりすることよりも勝っているから、歌いたいっていう気持ちがあるんだと思うんですね。
だからいろんな壁に当たっても頑張りたいとか、頑張ろうって思うし、壁に当たるごとにまた良い曲を書いて、自分を励ましたりとかするし、本当に音楽が好きなんだなーって思いますね。
たぶん辞めるタイミングっていくらでもあったと思うんですよ。
あー、もうすごい辛いから辞めちゃおうとか、上手く行かないから辞めちゃおうとか・・・、だけど気持ちとしては瞬間にそういうことを思ったのかもしれないけど、実際に考えとして本当に辞めようなんて思ったこと一度もないですから、やっぱり音楽する為に生きてるんだなぁ(笑)って感じがしますよね。
――KOKIAさんはの中で一番、影響を受けたアーティストはどなたなんですか?
KOKIA:うーん、幼少期に芸能界とかエンターテイメントの世界っていう意味で憧れを持っていたのはマイケル・ジャクソンなんですよ。
私、とても洋楽に影響を受けてるので、小さい頃から邦楽はあまり聴いてなかたんですね。
MTVとかがすごく盛んだった頃に「ベストヒットUSA」とかすごい観てたので、洋楽をすごく聴いていて、向こうのプロモーションビデオの世界観がすごく好きで、マイケルの「BAD」のアルバムの頃とかすごく好きでいろいろ観ていて、なんかそういうエンターテイメントっていう意味ではマイケル・ジャクソンとかマドンナとかすごく王道ですけど、アメリカ系の音楽にすごく影響を受けていると思うんですよね。BON
JOVIとかもそうですし(笑)。
――そうなんですか(笑)。
KOKIA:全然どこがBON JOVIなの?KOKIAの曲なんて思うかもしれないけど(笑)、ほんとそうなんですよ。
あとは全然、真逆ですけど、ディズニーの音楽とかに音楽的な影響っていう意味ではないですけど、感性が磨かれて音楽になって行ったっていう感じがします。
だから音楽的にこの人のここを真似してるとか影響を受けてるっていうのはそんなにないかもしれないですね。
――そうなんですね、今聞くとどの方もボーカリストって感じの方ではないですものね。
KOKIA:そうなんですよ(笑)。自分でもあとは強いて言うなら坂本龍一さんとかは、また違う角度でエンターテイナーとしてではなくて作曲家として、映画がすごく好きだったので映画音楽を日本人で世界の舞台で仕事をしてるっていうところで子供ながらに凄いなこの人はと思いながら、真似してピアノを弾いたりしてましたけど、ボーカリストはそういえばいないですね、不思議ですね。
――歌モノが好きなのかなぁと思っていたんですけども。
KOKIA:私は結構、自分の世界観と好きなものが全然別個なんですよ。結構、派手なものが好きですね(笑)。
――あ、そうなんですか(笑)。例えばコレクションしているものとかはあるんですか?
KOKIA:私、結構何でも凝り性なので(笑)、アクセサリーとかすごく好きなので、自分でビーズで作ったりとか、スワロフスキーのビーズをいろんなところにくっ付けてキラキラさせたり(笑)、なんか光るものが好きなんですよ(笑)。
――(笑)なるほど、聞いていると多面体な感じの方なんですね。
KOKIA:そうですね、いろんなイメージを持つ人が多いですけれども、写真を見る限りでは大半の人がKOKIAは家で読書をしてる感じとか、猫とか飼ってそうとか、物静かな感じとかって、初対面の方に言われるんですけど、大体真逆ですね。
――(笑)
KOKIA:割とアクティブですし、昔は一人で旅とか結構行ってましたし、運動神経も良いですし。
あと音楽とかもクラシックとかヨーロッパ系のUK音楽とか聴いてそうって言われるんですけど、全然そればっかりではないですしね。エミネムとかすごく大好きですし。
――いろんな面を持ってらっしゃるんですね、興味深いですね。今回、自分以外のアルバムで1枚お薦めして頂こうと思うんですが、何かありますか?
KOKIA:シンディー・ローパーの「AT LAST」という有名な曲をカバーしているアルバムで、それはファンの方から推薦してもらって頂いたものなんですけど、年齢を重ねてもこんなカッコイイアルバムを作れてすごいなと思いましたね。
――今後はどのような歌を歌って行きたいと思いますか?
KOKIA:やっぱり人の心に残る曲って意味がある曲だと思うので、ポイント、ポイントで常に愛のある歌を歌って行きたいなと思いますね。勇気づけたりとか、幸せな気持ちになるようなそんな歌を歌いたいなーって思います。
――2月からツアーが決定していますが、ツアーの意気込みを聞かせて頂けますか?
KOKIA:ツアーはベストを引っ下げての「Thank u !」というツアーで、タイトルにあるようにやっぱり“ありがとう”という気持ちを込めて全身全霊でたぶん抜け殻になるくらい魂込めて歌うので、是非ともみなさん全身で受け止めて一緒に抜け殻になって下さい(笑)。
――(笑)
KOKIA:2、3日は再起不能みたいになっちゃう(笑)感じですね。
――なるほど、じゃあ気合入れて来てねって感じですね。それでは最後になるんですけど、みなさんに向けてメッセージをお願いします。
KOKIA:みんなが応援してくれてるお陰でやっとベストを出すにまで来ました。ここで終わるのではなくて、また次のステージに向けて歩き出すKOKIAに、みんなも一緒に付いて来てほしいなと思うので、今後のKOKIAに乞うご期待ということで付いて来て下さい。
――ありがとうございました。
(Text By Takahashi)