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TAHITI 80
ポップ・ソングの金字塔、TAHITI80のニュー・アルバム「フォスベリー」がいよいよ2月23日に発売。その発売を記念して、TAHITI 80のメンバーをインタビュー!!
今回のアルバムでは前作からまた更にHIP HOP、ソウルが色濃く出た楽曲がズラリと並んでいる。アルバムのスタートを飾るのは「ビッグ・デイ」。そのアルバムの中から、数曲、メンバー自身が解説。

■ インタビュー ■

「パズル」でデビューを飾り、サウンドから英国産バンドだと思ったリスナーも多かったけれども、そもそも、フランス語ではなく、ポップミュージックを演るなら“英語”と決めて居たのはどうしてですか?

グザヴィエ(Vo.)――今でも英語が大事だって信じていて、ぼくらが聞いてきた音楽、影響を受けてきた音楽って、アメリカだとかイギリスで、スウェーデンの音楽もちょっと影響されているんだけれど、リアルなものを作りたいなと思ったら、やっぱりそこの本場の言葉を使わなければいけないと思ったんだ。当時、説明にサルサとかボサノバを引き合いに出してたんだけど、サルサとかボサノバって言うのは、スペイン語だったりポルトガル語だったりとかした方が全然聞こえがいいんだよね。で、フランス人のアーティストにミッシェル・ポルナレフって居るけれど、彼もイギリスとかの音楽に影響を受けてはいるけれども、結果的に出来上がったものって言うのは、フレンチポップやシャンソンになってしまうって事なんで、僕らはそう言ったものを目指して行ったわけではないから、英語と言うものにこだわりがあったんだ。

★かつては「現実離れした世界で音楽を作っているような感覚、夢っぽいもので包み込みこまれているような感触があるかもしれない・・・とおっしゃっているのをお見かけしましたが、楽曲にリアルな感情を、ストレートに表現するのは苦手な方ですか?

グザヴィエ(Vo.)――その感覚は変わってきたと思うよ。ここ最近では自分自身が感じてる感情をストレートに表現する事にも自信を持てるようになったからね。1stアルバムって言うのはとにかく自分達が最初に書いた曲のコレクションみたいなものだから、若いし、余り人生経験もしていないし、色々な事から引き合いに出してきたね。1st2ndで色々な事を経験してきて、自分達も成長して、バンドの活動以外でも色々な体験をして来て、人生を色々な意味で体験してるから、そう言った意味で人生も変わったし、表現方法も変わって来たかな。

★人生が変わってきたなと思うきっかけ、実感みたいなものはいつ頃感じましたか?

インタビュー風景グザヴィエ(Vo.)――転換期と言うのはやはり1stアルバムの時のアメリカのツアーで6週間連続してみんなで色々な所をまわった時かな。アルバムのレコーディングで、ニューヨークでメンバー同士で過ごしたりって事はあったけれど、こんな形で6週間ずっと同じグループで移動して、一緒にずっと活動してって言うのが無かったから、まるでちょっと軍隊に入ったかのようだったよ(笑)或る意味ではみんな男っぽくなったし、肉体的には体重が増えたものもいるし(笑)筋肉がより多くなった人間もいるし、今では新しい事が常に起こっていて、そう言った転換期みたいなのは常にあったりするね。

★転換期・・・なるほど。今まで、基盤にギターポップを感じられる楽曲が殆どでしたが、今回のアルバムではポップ感を崩す事なくソウルやHIP HOP色も前作よりも突出して来ている様に思いましたが、よりモダンなものを目指そうと思ったきっかけみたいな物があったのですか?

グザヴィエ(Vo.)――嗜好の違いがそのまま音楽に表れているんではないかなぁと思うよ。ギターポップは僕等は聴かないし、5年前も凄くつまらないものだなぁと思ってたけど、今でも凄くつまらないと思う。特に、さっき話した6ヶ月間のアメリカのツアーで音楽をずっと聞いてたりしたから、その時にやはりソウルとかレゲエとかアフリカン・ミュージックとかを良く聴いてて、そう言うテイストになって行ったんだよね。

★ギター・ポップは聴かないけれど、ポップにこだわる理由は何ですか?当初はギタリストを2人構えていた事もありますよね?

インタビュー風景グザヴィエ(Vo.)――そうだね。でも、全く違ったジャンルだと思ってるんだよね。僕達はポップ・ミュージックにこだわりがあって、まぁ、ポップ・ミュージックと言うのは曲作りをする上でのコーラスがあって、サビがあってって言う、そう言う作り方だと思うんだけれども、その中にHIP HOPとかソウルのダイナミズムを入れてったら面白いものが出来るんじゃないかな、とか、60年代の音楽的な要素を取り入れてったら面白くなるんではないかと、そう言った色んな組み合わせのものを楽しんでは行きたい。ポップ・ミュージックのファンではあるけれど、ギター・ポップのファンではないんだ。元々バンドを始めた時にギタリストが2人居たから、ギター・ポップのファンと思われたりする事もあるけれど、でも、実際は違うんだ。ギター・ポップのファンではないんだ。
メデリック(g.)――当初からケミカル・ブラザーズとかカーティス・メイフィールドを聴いてたりとかしてたし、ピアノであったり、違った楽器も聴いてたしね。
グザヴィエ(Vo.)――まぁ1stでギターは使ってたけれど「ハート・ビート」も全くギター・ポップとは言えないし、今回のアルバムでは「ヒア・カムズ」と言う曲でギターを結構使っているけれども、これもギター・ポップとは言えないかな。

★なるほど。ポップについての強いこだわりが伝わります。実際、この「フォスベリー」は2年半ぶりのニュー・アルバムですが、このアルバムとは別の内容の音源、方向でアルバムを作ろうと言う考えも浮かんできたりはしませんでしたか??

グザヴィエ(Vo.)――かなり長いレコーディング期間だったけれど、大体のおおまかなプランはあって、 曲作りをずっとやっていてレコーディングってわけではなかったから。おおまかなプランとしては、グルーヴィーなパーティー・アルバムを作りたかったって言うことと、ドラム・マシーンとかからグルーヴを最初に拾って行って、リズムを作ってから曲を作るって事が多かったかな。ただまぁ、ルールも無かったし、これって言う明確な方向性もなかったから、割とおおまかなぼんやりとした方向性ではあったかなぁ。。。全てを途中で変えようと言う事は無かったよ。

★今回のアルバムでの一曲目が「ビッグ・デイ」で、『パズル』のアルバムの一曲目「イエロー・バタフライ」とは路線が変わったな…と、一聴しただけで分かりますが、一曲目にもってくる曲はどんな部分を重視して選んでますか?

インタビュー風景グザヴィエ(Vo.)――オープニングの曲は凄く大事だよねー!!アルバム全体のムードを作ってくれるのが一曲目であって、アルバムがどんなものになるのかって言うのを示唆してくれるものでもあったりするからね。2ndアルバムの「ウォールペーパー・フォー・ザ・ソウル」の時もそうだったんだけれど、「ウォールペーパー・・・」は実験的なトラックが凄く多くて、まぁ、今回は実験したんだよ、オーケストラとかプログラミングとか、今までと違う事をやってるんだよって言う事を表すものだったから一曲目がああ言うものになったんだ。で、「フォスベリー」も、アルバムの後半の方にグルーヴ感を感じられる曲が凄く一杯あるんだけど、そう言ったものが「ビッグ・デイ」で感じられる曲だったし、自分達が変わった、変化をしたんだ、新しい方向性へ行ってるんだって言う変化を見せれるものでもあるし、あと、クラシックなベースのリフみたいなものも入ってたりして、そう言った要素も垣間見れたりするし、まぁ、「イエロー・バタフライ」も最初にもってきたって言うのは、色んな意味で曲を選んでいるんだよね。三枚のアルバムの中で、「ビッグ・デイ」が一番ダイレクトに、ストレートな曲作りのものなんだ。「イエロー・バタフライ」にしても「ウォールペーパー・フォー・ザ・ソウル」にしても、ちょっと複雑な構成になっていたから、今回のこの「ビッグ・デイ」はとてもストレートに表現した曲なんだ。

★アンディ・チェイスが今までは全てのプロダクションに関してリードしてましたが、今回、その手を離れたのはどうしてですか?

グザヴィエ(Vo.)――「ウォールペーパー・フォー・ザ・ソウル」のレコーディングの後に、彼と色んなディスカッションをして、これ以上僕がやれる事は無いんじゃないかって言う結論に達したんだ。でも、僕達は友達だし、色々な事を話したりもするし、彼から色々学んだりしてるんだけれども、アンディ自身も、TAHIITI80って言うバンド内だけでやって行けるんじゃないかって結論にも達したし、あと、他の人ともコラボレイションしてもいいんじゃないかなって事も思って、今回手を離れたんだ。

★今回のアルバムではアウトキャストを手掛けたNeal PogueやN.E.R.D.を手掛けたSerban Gheneaが「フォスベリー」をプロデュースしていますが、今後、HIP HOPやソウル方面に向かって行く予定があるから、今回彼等とタッグを組んだのですか?

グザヴィエ(Vo.)――僕達が去年聴いてたんだ。レコーディングの前に聴いてて、いいなー!って思った二枚が、アウトキャストだとアンドレ3000の「ザ・ラヴ・ビロウ」で、N.E.R.D.は1stアルバム「イン・サーチ・オブ・・・」だったんだ。それに関わってる二人のプロデューサーを起用して行こうって気持ちが最初から高かったよ。彼等はHIP HOPとかソウルの分野から出てきて、ポップとかメロディーを活用してった人達だから、自分達も別の意味で同じ様な事をやっているのではないかと、ポップ的なものから出てきて、ソウルとかHIP HOPとか違ったジャンルの要素を取り入れて行きたいなと思ったんだ。特にこの二枚のアルバムのサウンドが素晴らしかったからね。ミキシングも非常にパワフルだったよ。だからアルバム作りの初期の方でそう言ったサウンド・テクニシャンを入れて行きたいなって言うのは気持ちの中であったんだ。

★アートワーク、デザインの面でエリザベス・アーキポフとローラン・フェティスが手掛けて来ましたが、今回、初めてメンバーがジャケットに登場するとお聞きしましたが、今までメンバーがジャケットに登場しなかったのは何故ですか?また、どうして今回登場しようと思ったのですか?

インタビュー風景グザヴィエ(Vo.)――僕等はとてもハンサムなバンドメンバーだからさ(笑)世の中の人達にもちょっと知ってもらおうかなと思って、そろそろアルバムの表紙にも登場してもいいんではないかなと思ってね(笑)

★なるほど!!(笑)メンバーと一緒にパンダも居ますが、これはメンバー自身の希望?それともデザイナーの意図?

グザヴィエ(Vo.)――ペドロのアイディアだよ! いつも写真撮影とかあると、ペドロが「パンダのスーツを持ってきてくれよ〜」とか、ステージでもそう言う風に言ってたんだけど、今までやった事が無かったんだ。或る写真では、実際にペドロがパンダのスーツを着てるんだけどね(笑)

★拝見させて頂きました。嬉しそうな表情でしたよね(笑)

ペドロ(bass.)――うんうん(にっこり)
グザヴィエ(Vo.)――5人目のメンバーがパンダなんだ(笑)「チェンジズ」のビデオとかでも、ディレクターのアイディアで、テディー・ベアの頭をつけたダンサーが登場したり、アルバムのジャケットもローラン・フェティスがパンダをちょっと入れてみたりとか、元々は冗談から始まったものが、こんな風に5人目のメンバーになったんだ(笑)

★じゃ、特にパンダに思い入れがあったってわけでもないんですね?(笑)

グザヴィエ(Vo.)――容姿がなんとなくテディーベアっぽいって言うか、ほら、毛深かったりするし(笑)ペドロの体格みたいなものとか、そう言ったものからもパンダって言うものを連想したかな(笑)

インタビュー風景★なるほど(笑) では、最後の方の質問になりますが、自分達の音楽を作る上で、最も大事にしている事は何ですか?

グザヴィエ(Vo.)――とっても難しい質問だな・・・具体的には答えられないけど、いいメロディーを描くって事は常に心掛けているし、キャッチーな曲を常に自分達でも模索しているよ。でも同時に楽器とかリズムとかで実験的な事をやって行きたいって気持ちもあるし、だからそれが結構ポップ・ミュージックの矛盾するところで、コマーシャルなメロディーにして行かなきゃいけないんだけど、常に実験的な事はやって行きたいなって思ってるよ。ビートルズとかも常にいい曲は描いてたけど、常に実験的なものをやって新しいものを発見していたので、それがうまくいいバランスで作れればいいかなと常に心がけているよ。

★では、最後に日本のファンにメッセージを一言!!

グザヴィエ(Vo.)――いつもサポートしてくれて有難う!また日本でライヴをやりたいよ!前回来日ライヴが出来て、日本のオーディエンスの為にプレイ出来て良かったよ。今度来る時は恐らく春になるよ!今まで夏、秋、冬と来た事があるけれど、春に来た事は無かったから今回初めての春公演になると思う。新しい曲をやれるのも楽しみだけど、春の日本を見れるのもとっても楽しみにしているよ!

★オフィシャルWEBサイト
http://www.tahiti80.com/
★Victor Entertainment WEBサイト
http://www.jvcmusic.co.jp/tahiti80/
ライナーノーツ

フォスベリー
TAHITI 80
フォスベリー さらに完璧なサウンドがここに。TAHITI 80待望のニュー・アルバムがリリース!! これまでのTahitiのメロディ・センスや良さはそのままに、ソウル/HIPHOP的な、よりモダンなものへと進化した.....
アルバム CD | 2005/02/23 | 2640円(税込)
お取り寄せ:2-4週間
試聴あり
「ビッグ・デイ」
三月に来日した時に演奏された楽曲。
「スタジオでジャムってた時に出来た曲で、それをレコーディングして、ピアノ、ドラム等を入れて完成させたよ。ギターから作曲する事は多いけれど、この様な手法は初めてなんだ。」
とメンバーも語っていた。

「キング・コング」
実験的な事をやろう!と、シルヴァンがピアノのフレーズを思いつき、喋りの部分をやってみたかった。。。て言うのがきっかけにもなって作られた一曲。逆回転で聴くと、実は最後にペドロが面白い事を言っているらしい。。。

「ユー・ラヴ・シャインズ」
リンダ・ルイスが参加してくれた楽曲。TAHITI80の面々が彼女の大ファンで、参加してくれませんか?とお願いしたら、快くOKしてもらえたそうだ。とても素晴らしい物が出来上がったよ、とグザヴィエも語っていた。

「テイク・ミー・バック」
ロスで唯一レコーディングして、アルバムの中間に入っていて、アルバムの中でも効果をもたらす楽曲との事。実はこの曲をレコーディングしている時に、隣の部屋ではスヌープがレコーディングをしていて、車の音やあやしい音が聴こえてきて、それが僕らのアルバムにも実は収録されているんだよ(笑)物凄い大音量でセッションしててそれが入って来てしまっているんだ。だから、きっとものすごーく耳をこらして爆音で僕らのアルバムを聴いたら、聴こえるかも?知れないよ?(笑)

「チェリー・パイ」
ツインピークスの映画でチェリー・パイがよく登場するんだけど、この曲のキーボードの音がツインピークスを思い起こすから、このタイトルにしたんだ。方向性が途中で分からなくなって、一ヶ月放置して違った部分を考えていて作った曲なんだ。 アルバムに収録されている楽曲は、その場の雰囲気や瞬発力で作ったものが多いかな。技術がズバ抜けて変わったわけではないけれど、今までのアルバムと比べると、一番生っぽい感覚があるよ。

「エンプティ&アミューズド」
グザヴィエのフェイバリット・ソング。スタジオで描いたり、ブラック・ミュージックのトリビュートでもあったり、アフロビートでもあったりする楽曲との事。

「サムシング・アバウト・ユー・ガール」
前回来日した時に演奏された一曲。
「この様な曲は初めてで、あまり楽器を多用していないんだ。リンダ・ルイスもこれを聴いてすぐに口ずさんでいたよ。とっても憶えやすい楽曲だと思うよ。」
・・・との事。

「マター・オブ・タイム」
TAHITI80のファンにとっては懐かしい感じだろうね。前作の流れがあるPOPソングだと思う。午前二時とかに歌録りしたので、ロッド・スチュワートみたいになっているかも!?(笑)・・・とニコニコしながらグザヴィエが語っていた。

(Text By M.Isoyama)


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